ポンチョが大人気

ポンチョがこの冬人気のアイテムのようです。ポンチョは、もともと南アメリカで上着として用いられていた民族衣装です。ポンチョとは元々大きな四角形の毛布の真ん中に穴を開け、頭を通してかぶり、余った布を垂らして着ていたのがポンチョの始まりのようです。くだけた印象のあるポンチョですが、最近ではカーディガンのように前が開いていてボタンなどで留めるタイプのポンチョや、袖の付いたジャケット風なポンチョなど、様々な形のポンチョが販売されています。元々ポンチョはすそが広がり形状のために、上半身にボリュームが出がちになり、ポンチョを上手に着こなすには、ひと工夫が必要のようです。

ニットポンチョ

ポンチョは、ニットのセーターやシャツと組み合わせて流行の重ね風の着こなしも楽しめます。ニットのポンチョは温かく、ゆったりと着られ、コーディネートよりも軽やかな上着として重宝します。

GAPのニットポンチョは、頭からすっぽりかぶる正統派。ニットポンチョで視線を集めるポイントを体の上方に作ると見た目が軽くなります。又毛糸の太さや編目の大きさでもニットポンチョの雰囲気が変わるようです。GAPのニットポンチョの中でも太めの毛糸を使ったニットポンチョは活動的な印象。編み目の細かいシンプルな黒1色のニットポンチョは、襟元に白のシャツをのぞかせるとアクセントに。ニットポンチョの上に、色柄のマフラーを巻くとのっぺりとした印象が避けられます。

流行のスキニーデニムにニットポンチョを合わせても良いのですが、太ももから裾までの幅が広いバギーパンツにもニットポンチョはお勧めです。下半身が直線的にまとまり、ニットポンチョを合わせることでバランスのとれたシルエットになります。

雨具用ポンチョ

ポンチョといえば、日本ではポンチョに似せたビニール製の雨具が普及しています。雨具としてのポンチョは、いわゆる軍用ポンチョに由来すると思われています。布のポンチョと同様に四角い防水のビニール地の中央に穴があり、そこに頭を入れます。雨具用ポンチョには、頭を入れたときにかぶれるフードが付いている点が普通のポンチョとは異なっていますね。

雨具ポンチョのメリットは、ビニール製のレインコートに比べ、袖の加工などが必要ない分安く購入出来る点です。雨具ポンチョの素材自体は通気性のない安価なビニールでも、体に密着しないので、むれません。着たり脱いだりするのが簡単なのが雨具用ポンチョの利点ですね。

また大きな荷物を持った状態でも、荷物ごと着ることができる雨具用ポンチョはアウトドア用に適しています。雨具用ポンチョは自転車に乗るときも、ペダルをこぐときも膝が雨にあたらないのでとても便利です。